リスクマネジメントがますます重要視されている。
現在、システム会社向けのプロジェクトマネジメントやプラント向け対応など、リスクマネジメント要素が関連しないことは無い日々が続いている
しかしながら、①リスク要因の洗い出し ➁リスクアセスメント ③リスクコントロール ④リスクマネジメント の意味を誤解しているケースが多い。
①リスク要因の洗い出し:その名の通り要因の洗い出しであり、対応すべきかの判断はできない
➁リスクアセスメント:影響度と発生確率を含めて評価し、対応が必要かの判断をすること
③リスクコントロール:リスクアセスメントした結果、対応すべきリスクの制御の実施(抑えつけるイメージ)。通常、製品の品質などに対応する場合に用いられ、人が関連する要素には適用しない
④リスクマネジメント:人も含めた調整などのイメージでリスク管理をすること
リスクマネジメントの重要性が大きくなってきている背景は、下記があげられる。
・システム開発の難易度の向上(求められる価値の増大)
・サービス/ソリューションとの融合
・競争の激化/協働の必要性(自前主義からの脱却)
・スコープの増大(全体最適/顧客視点/顧客との関係性強化)
・機能的価値から意味的価値へ
・つながる世界における影響(システム思考の重要性)
・変化のスピードの加速(アジャイル対応)
・経験者の退職/中途採用の加速
・グローバル社会への進展
・オープンイノベーション
・AI/RPAなどのマネジメント
・経験したことが無い領域へのチャレンジ(第四次産業革命)
リスクマネジメントを伴わないチャレンジは「暴走」であり、
リスクマネジメントを伴うチャレンジは「戦略」である。