開発管理シリーズでお話しているが、要求仕様定義の途中で、開発プロセス/開発計画に戻ってしまった。本日は、要求仕様に関連するBABOK(Business Analysis Body of Knowledge)のお話です。
要求をステークホルダから的確に引き出し、漏れの無い要求仕様にするために近年BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)が注目されている。
BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)では、以下の項目が定義されている。これらは、従来の個別のシステム視点だけではなく、企業としての課題解決に注目している点がポイントである。
・計画とモニタリング
・引き出し
・要求のマネジメントとコミュニケーション
・エンタープライズ・アナリシス
・要求アナリシス
・ソリューションのアセスメントと妥当性確認
・基礎コンピテンシ
・技法
以前にも記載したが、BABOKもあくまでも知識体系/フレームワークであり、そのまま適用できるものではない。要求仕様を纏める上での切り口として、漏れが発生しないように如何にうまく利用するかがポイントである。