技術・技能伝承の重要性が向上しているという話を良く耳にする人も多いと思う。その背景には、経営的に位置づけの変化と環境の変化があると考えられる。
・知的資産を経営に活かす流れ(知的資産経営)
・強み、ノウハウの活用が競争力を決定
・ものづくりが熟練者に大きく依存
・「ものづくりはひとづくり」という認識の拡大
・倒産企業の原因の第2位が社員教育の不備
(伝承に真剣に取り組まないと、企業の存続が危ない)
・熟練者の再雇用の限界
・継承者不足
・人材雇用の難易度の向上
・ブラック企業の公表
・M&Aや下請け構造による企業強化の限界
(環境の変化)
・グローバル化:匠の技は欧米が真似できないノウハウ
・製品開発サイクルの短縮(流用開発が主流)
・教育訓練による早期の育成の必要性
・時間をかけて育てる余裕が無い
・生産工場の国内回帰(技術が海外に流出)
・熟練者の退職
・事故原因の第1位が、教育/訓練に関連する原因
・生産性向上のネタが無い
・伝達ツールの変化
・ネット世代への育成方法の変化
技術・技能伝承を考える上では、以上の要因を把握する必要がある。
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